▼こんな人にオススメ▼
画像の無断転載への対応に悩んでいる人
ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
読者の皆様へ、真面目なおはなしです。
昨年末、このブログ「自由研究Lab.」の画像が、著作権侵害に当たる無断転載されていることが発覚しました。
(教えてくださった読者の方、ありがとうございます。)
水面下で対応をして、いろいろと考えた結果、このブログでの無断転載への対応方針が決定しました。
今回の記事では、読者のみなさまに、対応方針をお話したくて、筆を執りました。
まずは、結論!
▼基本スタンス▼
1)無断転載は放置(弁護士に対応してもらうための証拠は押さえる)
2)悪質な場合は弁護士を通して対応
▼無断転載への対応▼
大事な画像にはタヌキの落書きを書く
→タヌキが無断転載=世界にタヌキが拡散していくのをニヤニヤ楽しむ
です。
本来なら、無断転載は、情報開示請求など適切な対応をした方がいいことは重々承知です。
でも、思うところがあり、基本的には放置することにしました。
この記事では、時系列に起こった出来事とその対応、ぽんすけの「思うところ」のお話をしていきます。
ちなみにタイトルの通り「画像のパクられ先が、かなりヤバいサイトっぽかったので、削除をあきらめた」という流れのお話になります。
ぽんすけと同じように、無断転載に困っている方にも参考になるとうれしいです。
なお、こちらの記事は決して無断転載の放置を推奨する記事ではありません。
正直・・・
すべての無断転載は滅びてしまえ!
意識して転載したヤツは呪われろや!!!
いでよ、五寸釘!!!
くらいのことは思っています。
あくまで、趣味で運営している個人ブログの方針としてお読みください。
では、あらぶるタヌキのはじまりはじまり~☆
「まとめサイト」で文章&3点の画像の無断転載を見つける
Googleのウェブサイトの管理システム(サーチコンソール)と自分のサイトのエゴサーチで、自分の画像が全く見知らぬ「まとめサイト(キュレーションサイト)」に掲載されているのを発見したぽんすけです(方法の詳細は後述)。
画像にはかろうじて「自由研究Lab.」へのリンクが貼られていますが明らかに法律違反な引用でした。
こういう感じ▼

しかも、記事を読んでみると、ぽんすけが書いた文章が使われています。
「●●でもOK☆」×4なんて古い表現は、ぽんすけぐらいしか使わない!
誰が見てもパクリです。
ここで、ぽんすけ。
頭、真っ白!
産まれて初めて転載を発見したので、どうすればいいかわからず、おろおろしました。
でも、そのあと、ふつふつと怒りがわいてきました・・・
お次は、ぽんすけの怒りポイント!
※参考までに、自分用のメモでまとめた「無断転載を見つける方法」を記載しておきますね。
無断転載を見つける方法
サーチコンソールでリンク元を総ざらい
「Google Search Console」というシステムがあります。
このシステムでは、自分が運営しているサイトにどこから人が流入しているかを調べることができます(左のメニューの「リンク」をクリックするとみることができます)。
この流入元を総ざらいして、見慣れぬサイトからのアクセスがあったら、確認してみてください。
自サイトのURLのエゴサ
「自分のサイトのURL」で検索してみてください。
画像の無断転載をしているまとめサイトでは「○○より引用」「via○○」いうように、ひっそりと転載元のURLを記載している場合があります。
※ちなみに「○○より引用」と記載しても、著作権を守らない引用の場合、無断転載になります。
参考1:まとめサイト(キュレーションメディア)の法律問題(著作権法など)(弁護士法人浅野総合法律事務所)
参考2(大きな事件になりました):DeNAサイト、画像74万件で著作権侵害の疑い(日経新聞))
無断転載の記事に対する怒りポイント
ここで、改めて無断転載(パクられた)ことに対する怒りポイントをまとめます。
無断転載の問題点ともつながってる・・・ハズ!
自分の頑張りを勝手に盗まれた!
これは、無断転載をされた多くの方に共通する感情だと思います。
たかが画像一枚ですが、読者に楽しんでもらえるように工夫をして撮影したのではないでしょうか?
何か月もかかって作ったものだったりしませんか?
その頑張りを、クリック3つの労力だけで勝手に使われたら、悲しくて、悔しくて、怒りまくるのも当たり前だと思います。
ぽんすけは、あらぶりすぎて、スマホを叩きつけました。
壊れなくてよかった・・・
3つのサイトから画像と文章をパクッてる=著作権違反の認識してるのでは?
お次の怒りポイント。
タイトルにも書いたのですが、3つのサイトから画像と文章をパクって合体させているんですね。
しかも、3つとも検索上位の記事をすこーしずつ、組み替えながら記事を書いていました。
お前・・・それで「著作権違反してませーん☆」なんて言うつもりはないだろうな・・・?
「失明する可能性がある」と書いた手法を推奨している
実は、これが一番の怒りポイント。
無断転載に書かれている文章の中で、ぽんすけが「失明する可能性があるから絶対やるな!」と書いた内容が、「気を付けてやってね☆」という文章に代わって掲載されているんですね。
パクってきた他サイトで「気を付けてやってね☆」という文章だったので、そういう表現になったのでしょう。
おい、コラ、ちょっと待てや。
わたしの言ってることと違うぞ。ボケ。
読者を危険にさらすなよぉぉぉっっ!!!!
・・・
・・・ふぅ。
もろもろの怒りのもと、無断転載の削除を試みることにしました。
ただし、削除は画像のみにすることにしました。
というのも、文章も明らかにパクられているのですが、複数混ざっているせいで自分の文章との一致率が50%もないんですね。
文章の著作権を主張するとなると、他のサイトに協力してもらわなきゃいけないのですが・・・めんどくさい。
ついでに、ぽんすけの画像がその記事の主要部分でした。
画像削除したら、その記事の価値がなくなるように見えたので、「画像削除だけでいいやー」と判断。
削除のためにどうすればいいか調べる
さて、いざ削除となると何をすればいいかよくわからない。
どうしたものか。
・・・おしえて!グーグル先生!!!
「まとめサイト パクられた」
こうして現れた神サイトたちを拝見すると、削除する方法はおおまかに3つあることわかりました。
方法① サイト運営者に削除願いのメールを送る
方法② 情報開示請求をする
方法③ Googleにお願いして検索結果に表示されないようにする
それぞれの方法のざっくり解説と、ぽんすけが考えたことをご紹介していきますね。
方法① サイト運営者に削除願いのメールを送る
非常に常識的な方法です。ついでに、一番気楽。
「この記事は著作権違反してるから、削除しておくれ!」とメールを打つだけ。
無断転載を削除するときに、最初にやる方法だと思います。
ただし・・・無断転載の対応した経験談を見るに、「返信なし」で終わることも(ちなみにぽんすけも返信ありませんでした)。
方法② 情報開示請求をする
お次はちょっとめんどくさそうだな、とぽんすけが思った方法。
すごーくざっくりと説明すると法律に則って「著作権侵害しているから、個人情報ちょうだいね」とすること(なハズ。すみません法律に明るくなく・・・)。
最終的には裁判するよ!という話になるようです。
個人がやるには重いな・・・と感じて、最終手段にしよう!と決意。
方法③ Googleに著作権違反を指摘して検索結果に表示されないようにする
ネットで見る限り、定番の方法みたいです。
一般的にネット上のサイトは、Googleなどの検索サイトから、自分のサイトへアクセスしてもらえるようにします。
検索結果から表示されない記事は、掲載しても無意味な記事になるんですね。
※注意点:こちらの個人情報が著作権違反者(転載サイト運営者)にバレます。
ここまで調べて「よし。削除依頼のメールで返事来なかったら、Google先生にお願いしよう!」と思ったぽんすけだったのです、が。
ふと、疑問に思ったことがあるんです。
このまとめサイト、広告掲載していない・・・?
疑問「このサイトはどうやって儲けてるの?」
サイト運営には、お金がかかります。
そのために、広告を掲載して、お金を回収するのが一般的なのですが、このまとめサイトに広告がなかったんですね。
まとめサイトをもっと調べてみると、運営元は、企業さんで自社サービスがあるようです。
なら、自社サービスへお客さんを誘導してるサイトなのかなぁ?と調べたのですが・・・
まとめサイトから自社サービスへのリンクも張られていません。
サイトを見てみるに、「会員登録」などが伴う専門性の高そうなシステムを使っていました。
しかも、テーマ性がなく、検索する人が多そうな記事だけのまとめサイト。
個人の趣味とは思えない。
不特定多数の人を集めるためのサイトにしか見えませんでした。
え?どうやって儲けてるの?
不思議に思って、さらにサイトの利用規約を眺めてみたら・・・恐ろしい文言を発見しました。
要約:個人情報が漏洩しても責任とらないよ。でも漏洩しちゃうかも☆
・・・
ええぇぇぇぇぇ!?
利用規約を調べると「情報漏洩しちゃうかも☆」=ヤバい儲け方のサイトだ!
この「まとめサイト」はサイトの運営者と記事の作成者(ライター)が違うサイトでした。
個人がライターとして会員登録して、ライターが記事を投稿するシステムなんですね。
ここで、ライターの利用規約を眺めてみると、ヤバそうな文言を3つ発見しました(サイト特定を避けるために要約で記載します)。
1)個人情報は運営会社が管理するけど、他の会社にも渡すよん。
2)サイトセキュリティが弱くて個人情報が洩れても知らないもんッ!
3)あなたが書いた記事が著作権違反したら、債務回収☆
ここで、ぽんすけが妄想が膨らみます。
以下、ぽんすけが考えた、まとめサイトの儲け方。
・個人情報を売る(メアド・パスワード・名前・住所もろもろ)
・(債務回収=)ライターになんか(情報商材?)売ってる
あ、これ、ライターから儲けてるんじゃね?
・・・
ヤバいサイトだ・・・・!!!!
権利系の法務経験がある知人に相談「弁護士通した方がいい」
ヤバいサイト判定をしたぽんすけは、このまま削除依頼を送っていいものだろうか・・・?と不安になりました。
よし。誰かに相談するべ。
ということで、たまたま権利系の法務をかじった知人がいたので相談。
ぽんすけ「(利用規約を見せながら)こういうサイトなんだけど」
知人「削除依頼のメールはいい。多分、返事は来ない。そのあとは、弁護士通せ」
・・・
やっぱり、ヤバいサイトだった!
とりあえず、知人のアドバイス通り、削除依頼のメールを送ってみました。
まとめサイトへ削除依頼のメールを送る「返信無し」
「まとめサイトに写真をパクられたので請求書を送って合計18万円支払ってもらった件」を参考にメール文章を書きました。
念のために、1週間後までに返事をくださいね!と記載。
結果。
まあ、予想通り、返事はなかったですね。
記事も削除されずそのまま。
さあ、どうするぽんすけ!?
どうしよう?「そんなことより記事書きたい」
ここで選択の時です。
ぽんすけに残された方法は「Googleに著作権侵害を訴える」「情報開示請求」をするの2択。
Googleに訴えると、個人情報が相手のサイトに伝わる可能性があるみたい。
普通のサイトならいいけど・・・今回のサイト運営者相手に個人情報を渡したくない!!
かといって「情報開示請求」は重いし、弁護士を立てるのはお金がかかる。
しかも、時間的にも金銭的にも損する可能性だってあります。
それに・・・弁護士立てて「お前は著作権侵害してるから、損害賠償払えヤァ!!」なんて、別にぽんすけのやりたいことではありません。
そんなことよりも、記事を書きたいんです。
悲しい話ですが、無断転載なんてそこらにあふれてます。
いくら対応したって、いたちごっこ。
企業やプロの写真家ならいざ知らず、個人が無料で公開している文章や画像なんて、パクられるのが当たり前だって思いました。
・・・なーんて色々、カッコいいこといいましたが、要するに。
めんどくせぇ。
その一言です。
かといって、何も対応しないのは腹立たしい。
じゃあ、自分がめんどくさくなくて、楽しめるような転載対応はないかなぁと考えました。
楽しく転載の対応しよう!「たぬきを全世界に拡散させる」
「楽しめる転載対応」をもんもんと考えた結果。
タヌキの落書きを重要な画像に掲載することにしました。
(参考:写真右下の絵▼)

想像してください・・・この画像が転載されることを。
すっごくキレイでカッコいい「まとめサイト」の記事に謎のへっぽこタヌキがいるんです。
なんだこれ?って思いませんか?
(少なくともぽんすけは思う。)
これが、転載されればされるほど、ネット世界に拡散されていくんです。
タヌキがネットの世界でポコポコ表示されるんです。
正直に言います。
アホっぽくて、めっちゃ楽しい!!!
転載されても、ニヤニヤと楽しめそうです。
こうして、ぽんすけは「転載対応=タヌキを書く」と決めたのでした。
ただし!
念のため、弁護士に頼るときに必要となりそうな情報だけゲットしておくことにします。
転載先のサイトに対してやること▼
1)WEB魚拓をとる「https://megalodon.jp/」「http://archive.is/」
2)全ページのスクリーンショットをとる(chromeのデベロッパーツールでできます)
3)右クリックからページ保存
4)右クリックからソースを表示。メモ帳にコピペして保存
おわりに「ネットの情報は気を付けて扱って」
最後に、もう一度「自由研究Lab.」の無断転載の対応について、まとめておきます。
▼基本スタンス▼
1)無断転載は放置(弁護士に対応してもらうための証拠は押さえる)
2)悪質な場合は弁護士を通して対応
▼無断転載への対応▼
大事な画像にはタヌキの落書きを書く
→タヌキが無断転載=世界にタヌキが拡散していくのをニヤニヤ楽しむ
もし、「自由研究Lab.」の無断転載を発見したら、ご一報いただけるとうれしいです。
ニヤニヤするために、タヌキを見に行きます。
また、いつもの読者様へ。
今回の無断転載先では「失明の可能性がある」内容を推奨しているような文章が掲載されていました。
どうぞ、ネットの情報は気を付けて取り扱ってください。
薬品(ハイターやパイプユニッシュなど)を使う系の記事で「防護メガネ・白衣・手袋」をしてない画像が掲載されているサイトは、危険な可能性が高い。
特に・・・
「気を付けて」
なんて文言を書いているサイトは信用しちゃダメです!
・・・
どうぞ、ネットの情報は気を付けて取り扱ってください。
4行前の文章より
最後に、特大ブーメランをくらったところで、この記事を締めさせていただきます。
おあとがよろしいようで。
参考にしたサイト(お困りの方は、ぜひ目を通してくださいね!)
まとめサイトに写真をパクられたので請求書を送って合計18万円支払ってもらった件
ブログの記事をパクられたので行った対策方法|パクリサイト・記事盗用対策まとめ
ブログ記事が丸パクリされたので仕返し!覚えておきたい3つの対応方法
キュレーションサイトに画像を無断転載されたので徹底的に抵抗した件
全文パクリサイトに発信者情報開示請求して1000万円請求した話
このブログで紹介する実験は、可能な限り安全に配慮しています▼
