探求学習は「不登校」や「学校が苦手な子」の救世主になるという話
ぽんぽこぽん!
「探求学習サポーター」やすきなつみです。
お読みいただきありがとうございます。
なんだかんだで10年以上、自由研究を含む探求学習に携わってきて、気づいたことがあります。
それは・・・
探求学習は「学校が苦手な子」が自分だけの武器を見つけ、社会で輝けるようになる学習である
特に、以下のような特性を持っていて、学校社会で困っていたり苦しくなっている子にとって、探求学習はまさしく「救世主」のように働きます。
「探求学習」で自分の武器を見つけられる子の特徴
・算数の授業で、何か自分なりの答えの法則を見つけられそうなのに、じっくり考えることができず困っている子
・暗記をするのが苦手で、思うようにテストの点数が取れない子
・文字を書くのが苦手で、学校の授業を聞くのがつらくなってしまう子
・先生の話を最後まで聞くのが苦手な子
・自分の言いたいことはあるけど、思うように言葉にできず黙ってしまう子
・周囲に注目されてしまうと、とたんに苦しくなってしまう子
この記事では、上記のような学校が苦手な子たちに対して、
探求学習がどのように救世主として働くか?
探求学習でどんな武器を手に入れられるのか?
を私の経験をもとにお話ししていきます。
では、はじまりはじまり~☆
探求学習で輝きやすい「学校が苦手な子」の傾向
まずは、どのようなタイプの子どもが探求学習と相性が良いのかを整理していきますね。
サクッと答えを言っちゃうと・・・
「どうしてあの子はできるのに…」と心の中で比べてしまってるけど、その気持ちが表に出ていない子
です!
みなさんもうすうす気づいていらっしゃると思いますが、学校という場所には「前提」があります。
それは・・・「多くの子どもが、だいたい平均的な能力を持っている」という前提。
これは制度としては合理的です。
先生の人数も学校の教室のキャパシティも限られています。
しかし、この前提から外れてしまう子どもにとっては、どうしても生きづらさが生まれます。
例えば・・・考える力はあるのにスピードが求められる授業についていけない子。
理解力は高いのに暗記型テストでは評価されない子。
発想は豊かなのに文字を書くことが苦手な子。
こうした子どもたちは、能力が低いのではなくて、ただただ「評価される形式」と噛み合っていないだけなのですが・・・子どもたちにとっての社会は、ほとんど学校のみ。
評価の基準も限られるため、「自分はできないことばっかりだなぁ」と自信を失う傾向にあります。
もちろん、「習い事で自分の得意を見つけて、自信をはぐくむ!」という選択肢もありますが、多くの場合「できる・できない」の枠組みからは完全には自由になれません。
上達すればするほど、やはり競争や序列が見えてきます。
そして指導者の多くは、これまで「できた側」の経験を持つ人たちです。
悪気はなくても、どうしても「できる前提」の世界観で指導が進みます。
結果として、ただでさえ自信を失っている子が、さらに自信を失うことも少なくありません。
探求学習という異世界
ところが、探求学習の世界は少し事情が違います。
探求学習には答えがありません。
ここが超!重要ポイント。
調べ学習であれば、教科書で習ったことなどの「既存の知識」をなぞるのではなく、自分の興味から出発できます。
「知らないことを調べる」ということそのものが研究になります。
また、実験であれば、予想と違う結果が出たときこそ価値が生まれます。
テストの世界では「間違い」だったものが、研究の世界では「発見」になるのです。
誰も正解を知らないからこそ、自分がそのテーマの第一人者になれる。
この経験は、子どもにとって非常に強い意味を持つんです。
私は競争が大好きなタイプではありませんが、それでも「自分が一番になれた」という経験が自信を生むのは事実。
そして探求学習では、「自分しか知らない」という形でのトップが取れます。
これは、学校の評価システムとはまったく異なる種類の成功体験です。
つまり!探求学習は、学校が苦手な子に自信をもたらしてくれる救世主となりえちゃう。
10年以上続けて思う。すごいんです!
科学実験の探求学習で得られるもの
私は科学実験の探求学習を専門としているので、ここからはその視点でお話しします。
科学実験の探求学習では、以下のような「今、求められている力」を自然に獲得していきます。
観察力:違和感や変化に気づく力
仮説思考:「なぜ?」を自分でたてる力
検証力:考えを実際に試す力
試行錯誤耐性:失敗を前提に進める力
論理的整理力:結果を言葉や図でまとめる力
自己調整力:計画・修正・継続を行う力
独立思考:答えを教えてくれるのを待つのではなく、自分から答えを探しにいく力
ここで誤解してほしくないのは、これらの力を得ること自体が目的ではないという点です。
本質はもっとシンプル。
これらの力が身につくことで、
子どもは「自分が活躍できるフィールドを自分で探せるようになる」
のです。
社会は広く、多様。今後の世界ではどんどん多様度が増していきます。
「学校の成績」という単一の指標では測れない世界になっていることを、みんな肌で感じています。
ここまでこの文章を読んでくださっている【あなた】も感じているのではないでしょうか?
探求学習は、そんな多様な世界で生きるための力を身に着けることができます。
自分で問いを立て、自分で調べ、自分で確かめ、自分で考える。
このプロセスを経験した子どもは、「評価される側」ではなく「価値を生み出す側」の思考へと自然に移行していきます。
結果として、それは将来的に社会に貢献し、自分の力で生活していくための土台になるんです。
探求学習とは、単なる「授業」や「暇つぶし」「なんとなく面白い課題」ではありません。
探求学習は「自分の頭で生きていく練習」をする課題です。
おあとがよろしいようで。





























