縄文時代をテーマにした自由研究事例|貝塚と現代の食文化を比較
縄文時代が好きな小学生が、貝塚の貝と現代の食卓に並ぶ貝を比べ、歴史への興味を自分の研究に発展させた事例です。
こんにちは!自由研究の家庭教師のやすきなつみです。
「歴史が好き!」という気持ちがあっても、それだけではなかなか自由研究テーマに落とし込めません。
でも、少し視点を変えれば、オリジナリティあふれる自由研究にすることができます。
この記事では、縄文時代が好きなお子様の自由研究事例をご紹介します。
お子様が決めた部分と、大人がサポートした部分を分けて解説しています。
歴史の自由研究を探している方の参考になれば、うれしいです!
この自由研究が完成するまでの流れ
1)会話を通してお子様の興味を聞く
2)テーマを絞る
3)貝塚を調べる
4)現代の貝を調べる
5)考察を作る
→完成!!
「縄文時代が好き」を研究テーマに絞る
最初は「テーマ何すればいいかわからない!」というところからスタートです。
まずは、お子様と面談。
会話の中で「縄文時代で生きてみたい!」と考えていることがわかりました。
しかし、「縄文時代について調べる」だけでは、テーマとして広すぎます。
縄文時代について会話を深めていくと、博物館には貝塚があり、ワークショップで縄文汁を食べる経験をお持ちでした。
潮干狩りの経験もあり、縄文人はどんな貝を食べていたのかなぁという点に興味津々。
「縄文人が食べていた貝を調べる」というテーマにしました。
貝塚と現代の貝を調べて比較する
貝塚を改めて観察しに行く
博物館に行き、貝塚にある貝を調査!

貝塚を見たあとに、お子様と面談をしました。
会話の中で、お子様は「自分が普段スーパーで見ている貝は、貝塚にはあまりない」ことに気づきました。
そこで、「現代人がどんな貝を食べているのかを、最寄りのスーパーで調べたら面白いかも!」という話になりました。
現代人が食べている貝をスーパーなどで調べる
実際にスーパーに行ったり、家族へのインタビューをもとに、食卓に並ぶ貝を調べました。
現代人が食べている貝の標本をつくる
私は、「調査だけでは、自由研究って楽しくない!」「自由研究は、目の前で何かやる活動がほしい!」と常々思っています。
そこで、せっかくなので、貝の標本を作ろう!と提案しました。
実際に海に行ってもらい、ご家族で貝がら拾いを楽しんでいただきました!

拾った貝殻をもとに、標本を作りました。
見つけた違いから考察を作る
これまでの調査で、縄文人が食べていた貝、現代人が食べていた貝がわかりました。
その二つを見比べると、「現代の食卓にあるのに、貝塚にはない貝がある」ことに気づきました。
そこで、理由を考えることにしました。
まずは、お子様との面談で、「現代の食卓にある貝は、新しくどこからか来たのではないか?」という話になりました。
じゃあ、どこから来たのか?を、インターネットで調査してみよう!ということに。
お子様はWEBでの調査で、食卓にある貝が、商業的に価値があり、最近移入してきた貝であることを知りました。
この調査をもとに以下のような考察を書いていきました。
「〇〇貝は、近くの漁港で手に入るのに、貝塚にはありませんでした」
「そこで、〇〇貝について調べてみたら、もともとは僕が住んでいる地域にいない貝だとわかりました」
「〇〇貝は隣市でまかれた貝が移入したものだと思われます」
この流れを繰り返し、考察をたくさん書いていきました。
これにて、自由研究が完成!
学校評価を意識したポイント
この自由研究で、いくつか学校評価を意識したポイントがあるので、簡単にご紹介しますね。
・調査先はすべて校外学習で行った場所にする
・調べる貝の種類を増やすことで、考察量を増やす
・標本を作るときに、それぞれの貝の特長や歴史的な背景をまとめたレポートをつける
おわりに「最初にやり方をおしえると、子供は自分で動き始める」
こちらの事例では、基本的に、お子様に意思決定をしてもらい、調査方法は私が作る、といった形でサポートしました。
一度このプロセスを踏むと、お子様自身が何をすればよいかわかるので、どんどんと自らテーマを生み出していきます。
調査方法を考えるのはちょっぴりしんどいです。
最初だけは大人の踏ん張りどころですが、あとは流れるように楽になります。
「親が手伝いすぎるのはよくない」と様々なところで言われますが、実際のところは、最初にやり方を見せないと子供は何もわかりません。
だって、子供って、スプーンの持ち方も、見て覚えるところからですよね。
自由研究も同じです。
しかも、自由研究は、スプーンの持ち方と比べて、様々な手順を踏む活動です。たいへん!
ぜひ、まずは大人主導で自由研究をサポートしてみてください。
最後に「自由研究サポートサービス」についてちょこっと宣伝させてください!
自由研究サポートでは、お子様との会話を通じて、
・自由研究テーマを絞る
・調べ方を決める
・結果のまとめ方を整理する
・レポートの構成を作る
といった部分をお手伝いしています。
「好きなことはあるけれど、自由研究にどうつなげればよいか分からない」という場合でも、研究として形にできます。
歴史、生き物、工作、お出かけ体験など、子どもの興味から自由研究を作りたい方は、ぜひ、自由研究サポートをご利用ください。
おあとがよろしいようで。





























