ぽんぽこぽん!
サイエンスコミュニケータのぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
本日の自由研究テーマは「たまごでお絵かき」。
おうちにある「紅茶と卵とクレヨン」で、フシギな卵を作ります。

小学校1年生からできる、とても簡単な実験です。
丁寧にやり方を説明していきますね。
はじまりはじまり~
準備するもの
紅茶パック2つ
入れ物
卵(中身を抜いてください)
白いクレヨン
お湯
実験の方法
※注意:実験後の紅茶は飲まないでください
① 熱湯に紅茶パックを2つ入れます。そのまま1時間放置します
② 中身のない卵にクレヨンでお絵描きします
③ 卵を紅茶液に漬け込み、半日待つと・・・できあがり!


なんで白いクレヨンが浮き上がるの?
真っ白な卵が茶色くなるうえ、クレヨンで描いたところが浮き上がってきます。
ちょっぴりフシギですね。せっかくなので、この仕組みの解説をしていきます。
卵のからには、肉眼では見えないほどの「小さな穴」が無数にあります。
この小さな穴に紅茶の色素(タンニンなど)が入るため、卵のからの表面が茶色く染まります。
一方で、クレヨンで描いた部分は穴がふさがれてしまうため、紅茶の色素が染み込まずに白いまま残るのです。
余談ですが、これは「ろうけつ染め」という染色技法と同じ原理です。
気軽にできちゃう実験なので、理科の工作にもピッタリ。
ぜひやってみてくださいね。
おあとがよろしいようで。