ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
本日の記事は『「ロウソクの科学」の実験をやってみた』シリーズ第3弾。
ロウソクの科学(角川文庫)の第1講にてキモとなっている「上昇気流の証明」の実験をお話していきます。
上昇気流とは?
冷たい空気が、暖められた空気に向かって昇っていく現象。
この記事で紹介されている「上昇気流の証明」実験は、「ロウソクの科学」の65ページの実験を参考に、「上昇気流」の話をわかりやすく解説するために作った、オリジナル実験です。
※「ロウソクの科学」原文では、別の実験で「上昇気流の証明」を行っています(この記事では紹介しません。)。
上昇気流は「ロウソクの科学」を理解するのにすっごく重要。
この記事でも、やり方と簡単な解説もしていきまよっ!
もちろん、実験しくじり話も搭載。
では、はじまりはじまり~☆
実験の画像を紹介
まずは、実験画像をどうぞ。
ロウソクの炎の上で、ゴミ袋が膨らんでいます。▼
ゴミ袋をつける前▼
では、さくさくとやり方を解説!
実験のやり方
まずは、準備するものから!
準備するもの
・小さいロウソク4つ
オススメはアロマオイル用のロウソク。
100均ので十分です。
※注意※「『ロウソクの科学』の「飛ぶロウソクの火」実験やってみた」で使ったような大きなロウソクだと、実験成功率がめっちゃ下がります。
・45リットルのゴミ袋(黒)
・2リットルのペットボトル
ビニールを床に押さえておくだけなので、重いものならなんでもOK!
ぽんすけは、「や〇しい麦茶」を使いました。
・金属製のトレイ(アルミホイルを敷いた皿でも)
ロウソクが熱くなるので、下に敷いておくと安心。
手順
次は、実際にやっていくことをお話していきます。
1)ロウソクを4つ並べて、ペットボトルをセット
トレイの上にロウソクを並べてください。
ロウソクはくっつけて、中央に置いてくださいね。
トレイの周りの4方向にペットボトルをセットします。
THE 黒魔術。
2)ペットボトルにゴミ袋をひっかけてテープで止める
ペットボトルのキャップ部分に、ゴミ袋の口をひっかけてください。
テープは1つのペットボトルに対して4か所くらいくっつければ大丈夫です。
3)ロウソクに火をつけて、ゴミ袋をつまみ持つ
ロウソクに火をつけたら、ゴミ袋の底側のヒラヒラをつまんで持ち上げます。
しばらく待っていると、次第にゴミ袋が膨らんできますよ!
十分に膨らんだ!と感じたら、手を放してOK。
実験の解説
冒頭でもお話した通り、この実験では「上昇気流」が観察できます。
ロウソクの周囲にある空気が、ロウソクの炎で温められて、天井に空気の流れ(気流)ができるのですね。
天井に上っていく空気はゴミ袋に集まります。
空気がゴミ袋にたまるから、ゴミ袋が気球のように浮かんじゃう!
そんな実験です。
必要なコツも少ないので、ぜひやってみてくださいね!
実験しくじり話「犠牲になったゴミ袋(15枚)」
最後に恒例のしくじり話。
一通り実験のやり方を考えて、「火のついたロウソクの上にゴミ袋があればいいんだね!」と理解したぽんすけ。
とりあえず、自宅にあった巨大ロウソク(30センチ以上)と、黒い小さなポリ袋を使ってみます。
イメージはふわふわ浮いては沈む風船!
黒いポリ袋がロウソクの火で飛ぶはず。
さっそく、巨大ロウソクに火をつけて、ポリ袋の口を火の上にかざします。
・・・
・・・
・・・あっちぃ!!!
「飛ぶロウソクの火」実験やってみたで、「ロウソクの火の真上は火傷注意!」と書いておきながら、すっかり忘れて火傷しかけたぽんすけです。
「敗因:手を近づけすぎ」だったので、火から50センチくらい離れたところで浮かせてみます。
しばらくの間、火の上にポリ袋をかざすのですが、イマイチ膨らまず。
となると、こう思うわけです。
「ロウソクに袋を近づけてみよう!」
少しずつ、少しずつ…袋の口を火に近づけていき…
膨らんだ!!わーい!
…
も え た 。
袋が燃えて、ちぢれて、しぼんでしまいました。
その後、1つ2つ…とチャレンジするも、次々としぼんでいき…
15個のちぢれた黒い塊ができあがりました。
・・・
・・・
よし。ならば、黒ビニールを小さく切って、浮かせてみよう!
やってみます▼
・・・
ぽんすけ、めげた。
ということで、実験プロ「ハシビロ先生」に自宅でもできる実験方法を開発していただきました。
ここまで、「ぽんすけが作ったオリジナル実験だぜ!」風に記事を書いていましたが・・・スミマセン。調子乗りました。ぽんすけ、この実験は何一つ開発しておりません。
これをお読みの方は、ラッキー!
ぜひご自宅でプロの技を堪能してくださいねっ。
おあとがよろしいようで。
つづき▼
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