ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
本日の記事は『「ロウソクの科学」の実験をやってみた!』シリーズ第2弾。
ロウソクの科学(角川文庫 / 31ページ)に掲載されている「飛ぶロウソクの火」の実験をお話していきます。
実験のやり方と簡単な解説にあわせて、ちょっとした実験のコツも紹介!
・・・
ちなみに、「【ラブコメでわかる!『ロウソクの科学』」の冒頭では華麗にロウソクの火を飛ばしていますが、実際は・・・
全然、火が、飛ばない!!!
記事の最後にそんな「しくじり話」もしていきますね。
では、はじまりはじまり~☆
実験の動画を紹介
まずは、撮影した動画をどうぞ!
消えているロウソクの火が、急に着火する実験です▼
はたから見ていると、ロウソクの火が飛んだように見えます。
初めて見ると、結構びっくり!
子供ウケも良い実験です。
実験のしくみ
では、この実験の解説。
ロウソクは、ロウが溶けて熱せられたときにできる『気体のロウ』が燃えます。
ロウソクが燃えているときは、気体のロウが常に出ている状況です。
さらに、ロウソクの火の周囲には上昇気流が発生しているため、基本的に気体のロウは天井へと立ち上っています。
ここで、ロウソクの火を消すと・・・
火は消えるのですが、立ち上っている気体のロウが消えるわけではありません。
気体のロウが残っています。
この気体のロウに火をつけると、気体のロウをたどって、芯まで火が移動するんですね。
結果、火が飛んだように見えます。
実験の手順
お次は実験のやり方!
あっ、準備するものは・・・ロウソクとチャッカマン(火をつけるもの)だけ!
とってもシンプルです。
では、手順です。
ロウソクの火を消す
今回の実験では、息をふきかけて消しています。
どんな方法で消してもOK。
火を「消えたロウソク」の斜め上に近づける
「消えたロウソク」の斜め上方向から、火を近づけてください。
このとき、必ず斜め上から。ロウソクの真上は熱いです。
今回の実験では、消えたロウソクを着火する火種としてもう1つのロウソクを用意しましたが、火であればなんでもOK。
チャッカマンでも、マッチでもどうぞ。
実験のコツ
冒頭でも言った通り「ラブコメでわかる!『ロウソクの科学』」ではさらっと実験が成功していますが、意外とコツがいります。
ここでは、実験を成功させるためのコツをご紹介しますね。
大きいロウソクを使う
ケーキ用の小さいロウソクでやるのは、すっっっごく難しいです。
(多分、気体のロウが十分に供給されない)
大きいロウソクを使って実験してください。
ぽんすけは「50号」のロウソクを使いました▼
日本香堂 毎日ローソク 50号 2本入 [95533] (/H)
実験1分前にロウソクの火をつける
ロウソクの気体を十分に発生させるために、実験1分前にはロウソクの火をつけておいてください。
ロウソクの火をつけてすぐでは、気体のロウが十分でなく、消えたロウソクは着火しません。
ロウソクの芯をまっすぐ立てる
ロウソクの芯をまっすぐ立てておくと、実験成功率があがります。
ロウソクを何度も使っていると、芯が曲がっていることも多いので、確認してみてくださいね。
あと、ロウソクの芯が短すぎても失敗しやすいです。
最低でも1センチは確保してください。
火を消してからは手際よく斜めからイン!
火が消えたあとの気体のロウは、さっさと拡散してしまいます。
手際よく種火を近づけることを意識してください。
あと、超・注意事項。
大事なことなので、2回言いますよ?
消えたロウの真上から火を近づけると火傷する可能性があります。
先ほど話した通り、ロウソクの火の真上は熱い!
火は斜めから芯のそばへ近づけてください。
実験しくじり話「つかないロウソク」
最後に、いつものごとくしくじり話。
「理屈がわかったので、とりあえずやってみよう!」と思ったぽんすけです。
さっそくロウソクをつけて、消して、火を近づけて・・・
・・・
着火しない。
なーんも起こりません。
ただただ、辺りをただようロウソクのアブラギッシュな香り。
格闘すること、1時間。
ぽんすけは、ロウソクを消したりつけたりするマシーンになってました。
チャッカマンもチャッカマンのくせに、着火しなくなってきました。
そんな、心と道具を失いつつあるぽんすけに、奇跡が…っ
着いたぜ!!!!
我、勝利しせり!!
・・・
撮影ボタン押してねぇええええ!!!
泣いた。
結局、「ラブコメでわかる!『ロウソクの科学』」を監修していただいたプロ実験屋さんの「ハシビロ先生」に泣きついたぽんすけです。
実験動画はハシビロ先生に撮影していただいたのでした。ちゃんちゃん。
この実験は、正直コツがいります。慣れが必要です。
でもでも、練習すれば、必ず成功します!
そして、感動もひとしお…
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
おあとがよろしいようで。
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