ぽんぽこぽん!
サイエンスコミュニケーターのぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
化学のご質問を頂いたので、回答していきますね!
▼質問▼
ベンゼン・トルエン・キシレンのような試料の凝固点を測定する際、試料を採取した試験管に一滴水を加えることになっていますが、この理由は何でしょうか?
私自身、凝固点試験をしたことがないので、あくまで想像になってしまいますか、お答えしていきますね!
ベンゼン・トルエン・キシレンのような試料はいずれも疎水性です。
一滴水を加えると、水が試料の上に乗り、ふたのような役割をするのではないでしょうか?
そうすると、試料の揮発を防ぐことができます。
ベンゼンのような有機溶剤は大量に取り込むと、人体に有害な物質です。
可能な限り、試験者は取り込みたくないはず。
しかし、揮発すると、空気と一緒に体内に取り込む可能性が増すため、可能な限り、揮発を防ぎたい。
ということで、
ベンゼンなどの有機溶剤の凝固点を測定する際に、水を一滴垂らす理由は、試験者の安全を図るため
ではないかと想像します。
ぜひ、「水のふた」ができているかをご自身の目で確認してみてください。それって、素敵な大人の自由研究です。
あなたの参考になりますように!
おあとがよろしいようで。
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