外遊び

【冬の風物詩】公園で自然にできる葉脈標本(スケルトンリーフ)を観察しよう!【勝手に自由研究】

どぶろ・ゆーとろ!ぽんすけです。

 

みなさま、葉脈標本(スケルトンリーフ)をご存知でしょうか? 

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このように、葉っぱの柔らかい部分がなくなって、骨のようになったものです。

普段見ている葉っぱとは、全然違う雰囲気ですね。

 

一般的には「葉脈標本の観察」というと、漂白剤などの薬剤を使って人工的に作ります。

(ぜひ、Googleで「葉脈標本 作り方」で検索してください。色とりどりでキレイな葉脈標本を見ることができます)

 

でも実は、葉脈標本って、自然の力でも作られます。

 

冬場であれば、

木と水がある公園なら、どこでも観察することができるのです!

 

今日はそんな「自然にできる葉脈標本」の観察方法をご紹介します!

必要なもの

・冬の寒い中でも、公園に行く強い心(厚着してくださいね)

・タオル(水の中に手を突っ込みます)

・(葉脈標本を持ち帰りたければ)葉脈標本を挟むもの(クリアファイルや雑誌)

 

観察方法

まず、木と水場がある公園に行きましょう!

もし公園でなくても、木と水があれば大丈夫です。

 

ただし、必ず水の流れがある場所に行ってください(雨によってできた水たまりでは観察できません)。

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水場がある公園につきましたか?

それでは、水の中にある枯れ葉を探してみてください。

枯れ葉がたくさんたまっていると、なお良しです。

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お気づきでしょうか?

実は、もう、あなたの目には葉脈標本が映っています。

 

拡大してみます。

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大量のスケルトンな葉っぱは見つかりましたでしょうか?

そうです、水の中をよくよく観察してみると、

葉脈標本の宝の山なのです!!

 

ちなみに、水の中から取り出して、乾かした葉脈標本↓

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水の中から取り出してすぐ観察した方が、枯れ葉の本来の色がキレイに出ています。

ぜひ、水の中から葉脈標本を取り出して、すぐに観察してみてください。

 

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葉脈標本の観察結果

水の中の枯れ葉を観察していると、

ほとんどそのままの枯れ葉と、

骨っぽくなって葉脈標本になっている枯れ葉があることに気づきます。

 

試しに、ぽんすけが拾ってみた枯れ葉を「葉脈標本っぽさ順=スケルトン度順」にならべてみました。

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こうして見ると、枯れ葉の柔らかい部分(骨っぽくない部分)がだんだんとなくなって、葉脈標本になっていくのだなー、とわかります。

 

葉脈標本ができる原理

では、なぜ水の中で葉脈標本ができるのでしょうか?

 

実は、水の中に「分解者」と呼ばれる小さな生き物(微生物など)がたくさんいます。

この「分解者」が、葉っぱを分解して、葉っぱを土へと還してくれます。

 

しかし、葉っぱには、固い部分(=葉脈)と柔らかい部分があります。

 

「分解者」も生き物なので、楽をしたい。

分解するなら、柔らかい部分の方が好きなんです。

 

なので、枯れ葉の固い部分(=葉脈)だけが残って、葉脈標本になるのです!

 

つまり、自然の中の葉脈標本は、

「分解者」の好き嫌いが原因で偶然できた、自然の贈り物なのです!

 

そう考えると、ちょっと素敵。

 

まとめ

☑ 必要なもの:強い心、タオル

☑ 観察方法:木と水がある公園に行って、水の中をのぞく

 

「自然にできる葉脈標本(スケルトンリーフ)の観察をしよう!」いかがでしたでしょうか?

 

冬の公園に出かける強い心さえあれば、誰でも観察することができます。

自然の贈り物「葉脈標本(スケルトンリーフ)」をぜひ手に取ってみてください!

 

余談「3歳の息子の方が葉脈標本を見つけるのが上手い」

この実験は、3歳の息子と公園に遊びに行ったついでに実践しました。

 

試しに、息子に葉脈標本の見本を見せて、「同じものを探してきて」とお願いしてみたのです。

すると、見つける見つけるたくさん見つける!

 

大人よりも視点が低いおかげか、ぽんすけよりも、たくさんの葉脈標本を見つけてきました。

 

実は、今回の記事に掲載した写真のほとんどは、息子が発見したものです。

息子がいなければ、この記事はできていませんでした。

ありがとう、息子!!

 

おあとがよろしいようで。

 

 

拾った葉脈標本をレジン加工してみた 

 

冬の公園でできる観察・実験

 

 

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