ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
デートで喫茶店に入ったあと、
会話に困ったときに使える科学実験のご紹介。
題して「デート de サイエンス」
という突発的な思い付きで作成した「【喫茶店でできる科学実験】ストローと氷がドッキング?二人の愛は溶けません!【デートdeサイエンス】」という記事に引き続きまして、
第2弾!
これから始まるのは、ぽんすけの旦那が、彼氏だった時代のお話し。
日常ミステリ風にご紹介です。
※以下の話は、実話をもとにしておりますが、
ぽんすけにより大幅に美化されたフィクションでございます。
悪しからず。
出題編
何度かのデートのすえ、ついに付き合いだした私と、彼氏君。
その日は、お互いに読みたい本があったので、読書デートをすることに。
新しい文庫本を片手に、いざ喫茶店へ。
お互いに飲み物の注文を終えて、私は本に集中していました。
飲み物がテーブルに届き、一瞬、意識を彼氏君に向けると、
彼氏君は、びっくりするぐらい真剣な目で、
飲み物と一緒に運ばれてきた紙ナプキンを眺めていたのです。
※イメージ画像
![f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164702j:plain f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164702j:plain](https://www.ziyukenkyulab.com/wp-content/uploads/hatena/20200722164702.jpg)
(お前、読書はどうした?)と内心つっこみつつ、何するんだろうと観察していると、
おもむろに、紙ナプキンを折り始めました。
手持無沙汰で折っている、というより何か目的があって折っているようだったので、
そのまま彼氏君を眺めてみます。
折り鶴でもできあがるのかなーと見ていると、
何を折っているかわらからない謎の動き。
最終的には、謎の四角い物体ができあがりました。
![f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164715j:plain f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164715j:plain](https://www.ziyukenkyulab.com/wp-content/uploads/hatena/20200722164715.jpg)
彼氏君は、超!ご満悦な顔をしています。
ようやく私が彼氏君をガン見していたことに気づいたのか、
ニコニコ顔で「謎の四角い物体」を私に渡してくれました。
紙ナプキンを折っているときは、なんだか複雑な折り紙をしているように見えていました。
しかし、渡された謎の物体は、パッと見て、
「乱雑に四角く折りたたまれた紙ナプキン」です。
(だから何?)と思いながら、興味なさげに四角い物体を眺めている私を見て、
彼氏君はたまらず口を開きます。
彼氏君「これの四隅(ピンクの部分)を持って引っ張ってごらん」
![f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164633j:plain f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164633j:plain](https://www.ziyukenkyulab.com/wp-content/uploads/hatena/20200722164633.jpg)
※イメージ画像(わかりやすいように縦から見た写真)
![f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164647j:plain f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164647j:plain](https://www.ziyukenkyulab.com/wp-content/uploads/hatena/20200722164647.jpg)
すると、その紙ナプキンは、あっと言う間にペロペロっと開かれました。
![f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164612j:plain f:id:ziyukenkyu_Lab:20200722164612j:plain](https://www.ziyukenkyulab.com/wp-content/uploads/hatena/20200722164612.jpg)
そこにはたくさんの平行四辺形の模様がうかんできました。
確かにキレイと言えば、キレイですが、
正直、「だから何?」って感じでした。
・・・しかし、はたと気づきます。
普通に、紙ナプキンを小さく折りたたんだだけでは、
四隅を持って引っ張るだけで、キレイに開かれることはありません。
途中でひっかかって、開かれないか、
もしくは、ちぎれるかしてしまいます。
つまり、彼氏君は、
何らかの特別な折り方をして、紙ナプキンを華麗に開いてみせたということです。
でも私には、その「何らかの特別な折り方」がわからない!
むくむくと疑問と好奇心がわいてきます
私は好奇心に負けました。
こうして、腹立たしいぐらいのドヤ顔をしている、目の前の彼氏君に教えを請うことにしたのです
解決編
私「これすごいね。どうやって折ってるの?」
彼氏君「折るのにちょっとコツがいるんだけど・・・」
彼氏君は、ニコニコと解説してくれました。
彼氏君「この折り方は、ミウラ折りっていって、日本の研究者が開発した折り方をシンプルにアレンジしたものなんだ。
大きくて、壊れやすい紙状のものを小さく折りたたむときに使われている技術なんだよ。
たとえば、宇宙に飛ばす人工衛星。これに使われる太陽光パネルって薄くて、すごく壊れやすいのだけど、このミウラ折りが使われているんだ」
歌うように話す彼氏君。その弁舌は止まりません。
彼氏君「ちなみに、このミウラ折りって、たたむときも形状記憶されていて、ワンアクションで折りたためるんだよ。」
と解説しながら、紙ナプキンを広げたり折りたたんだりしている彼氏君そっちのけで、
必死に折り紙している私がいるのでした。
まとめ
☑ 必要なもの:紙ナプキン
☑ 実験方法:頑張って折る!「折り方:【折り方の手順】」
☑ 原理:日本の研究者が開発した「ミウラ折り」
☑ 豆知識:人工衛星の羽や、地図の折り方に使われているすごい折り方!
「喫茶店でできる、紙ナプキンの科学実験」いかがでしたでしょうか?
喫茶店に行って、話題がなくなってしまったとき。
ちょっとした豆知識で相手を喜ばせたいとき。
何の準備もなしに、できる科学実験なので、ぜひ気軽にやってみてください。
おわりに「ぽんすけが学んだ恋愛の教訓」
最後に一言。
この経験をもとにぽんすけが学んだことで、お話しを締めさせていただきます。
最初は相手のおもしろさが理解できなくても、
一緒にいる時間を重ねると、だんだん理解ができるようになる。
おあとがよろしいようで。
=参考文献=
Origami 4 (Googleブックスのページに飛びます)
「ミウラ折り」の生産・販売、全てのライセンスを有する唯一の会社。株式会社miura-ori lab
旦那シリーズ